3月25日 (日)
 

JultoPole.jpg (16339 バイト)
畑は“菜の花”が咲き乱れ、真っ黄色だった 


 

今日のターゲットは、ヘビ。 こないだ逃げられてしまったので、今度は
なんとかいい写真を撮りたいと思い、また畑地帯の小川へ行きました。

 例の枯れたススキのような植物が横たわっている場所に着く。
狙って行くときに限って、見付からないもんなんだよね〜。
カエルは相変わらずいるのに、今日はヘビが全然いない。

 休日でお昼近くまで寝ていて、出掛けるのが遅かった。
もう陽が傾いてきて日射しが弱くなってきたので、あきらめるか〜
って歩いていると、視界のすみっこにスルスルスルスルって動くもの!

そっこうで、思いっきり走っていき、パッと尻尾を掴みました。

危なかった、、、、もう少し遅かったら、藪の中に消えられているとこだったよ。

 
 捕まえたのは、こないだ何匹か見たヘビと同じ種。標準和名はわから
ないけれど、英名はグラス・スネーク(Natrix natrix )。ブルガリア名の
直訳は、「普通の水辺のヘビ」。名前の通り、ブルガリアでもっとも普通
の、水辺に生息するヘビです。 首の両脇に、よく目立つ、黒く縁取られ
Zmiya-s.jpg (14937 バイト) た黄色い模様が入っているのが特徴。
 
 分類学上、同じNatrix 属に属する日本のヒバカリと
は、近縁種。どうりで、似ているはず、、、、。 見た目
ナミヘビ科だったから、どうせ無毒ヘビだろうと思って、
適当に扱っていたけれど、弱毒を有するとのこと。いち
おう毒蛇。

 写真の個体は、長さ1m くらいだった。捕まえられた
ことに対して、ひどく怒り、何度かシューッって鎌首を
もたげ、ぼくに攻撃を仕掛けてきた。
 撮影後、泳ぎを見てみたかったから、水中に放した
ら、死に物狂いの様子で泳いで行き、水底に消えた。

消えた辺りをずーっと見ていると、こっそりと水面に顔を覗かせ定期的に
息継ぎする。どうやら、息は水中で5,6分はもつようだ。すごい。さすが
水辺のヘビ。

 写真のように、体に縦縞模様が入っている個体に遭遇することは、か
なり稀なことだそうだ。縦ラインのないのが一般的、とのこと。
 


ヘビを捕まえると、独特の匂いが手に残るのが嫌だ。
これは日本産のヘビも、ヨーロッパ産のヘビも、きっと世界中どこでも一緒なんだなぁ

 

< おしまい >

 
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[2001.4.11 作成]

 

JabavTreva.jpg (41974 バイト)

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