ソフィア、ブルガスなど大都市にはない、別のブルガリアを探しに行こう!! 

 

         − ブルガリアの田舎 −

 

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         小さなセロ(Село ; 村)に行ってみよう!
         そこでは、都市部で見ることのできない、いろいろなものに出会えるよ。

 

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 大都市に建ち並ぶ、十数階建ての団地ブロックのような巨大な建物は、セロにはない。セロの建物は、赤い屋根にレンガ造りの一戸建てが基本。写真のような、かわいらしい家が並ぶ。

 セロに行くと、お年寄りがたくさんいることに気づくと思う。というか、若い人が極端に少ないから、そう感じるんだと思う。そして、普段だれも住んでいない「空き家」も多く見られる。
 これは、家の持ち主や若者が仕事や学校のある大きめの都市の団地に住み、週末だけセロで過ごすというような生活をしているからだ。

 
 実際、ブルガスで友達や職場の人らに週末の過ごし方を聞くと、「セロに行くよ」っていう答えはよくある。
 こういう生活をしてる人達は、きれいな空気のセロに戻り、騒音のない静けさとのんびりとした時間の流れの中でくつろいでいるようだ。

 そして、それ以外の時間、多くの人は畑仕事を楽しみ、農作業に精を出している。広い庭や畑では、実にいろいろなものを栽培している。 ぼくの友達を例にとってみると、セロの庭でトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、ニンジン、さやいんげん、キャベツ、カボチャ、玉ネギ、ジャガイモ、オクラなどの野菜、イチゴ、モモ、ブドウ、洋ナシ、サクランボ、イチジクなどの果物を育てている。土地が肥えているのか、とても立派な野菜、果物が実る。
 量も半端じゃなくたくさん作っている。収穫の時期には、仕事の帰りに同僚から、友達の家に遊びに行くと友達から、いつも何かしらの野菜や果物をもらった。あるときには、いろんな人にもらったトマトを腐らないうちに消費するため、毎晩4、5個もトマトを食べたことがあったよ。

 

 

 セロの道路には、交通渋滞や信号待ちといったものも存在しない。代わりに、馬車やロバ車(?)がパッカパッカとのんびり走り、家畜たちはあちこち好き勝手に歩いている。

 セロでは、いろいろな家畜が見られる。動物だと、よく目にするのは、ウマ、ロバ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ブタなど。 ウマとロバは労働力として利用されている。道が舗装されていないことの多いセロでは、馬車やロバ車は活躍する。あと、畑を耕すような力作業にも、ウマやロバは使われている(ウシも)。

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 ヨーグルトで有名な国だけに牛乳の消費量は多く、乳牛はよく見かける。ウシ同様、ヤギもおもに採乳のために飼われている。 日本と違って、この国の人々は牛肉をほとんど食べない。だから、ウシは食用としてはまず飼われていないと思う。

 食用に飼われているのは、ブタとヒツジ。ヒツジはもちろん、肉以外に羊毛のためでもある。セロ周辺では、羊飼いがヒツジを連れ歩いている姿をよく目にする。
 

Ovtsha.jpg (20217 バイト)  ぼくは、ブルガリアに来るまでヒツジをよく知らなかったのだが、これほどアホな動物だとは思っていなかった。ヒツジは、とても単純な行動パターン。『前のヒツジの真似をする』、ただこれだけ。ホントに単純だ。だから、最初の1匹が止まると、その後のヒツジ全員止まる。前が動けば、動く。 車やトラックが近づいて来ても、前のヒツジが止まっていれば、道路の真ん中だろうとどこだろうと、みんな頭を下げてひたすらじーっと止まっている。、、、、うーん、本当に変な動物だ。
 羊飼いは、リーダー格のヒツジを棒でつついて動かしてやるだけ。あとは群れ全体が動き出す。
 
 それに引き換え、山羊飼いはちょっと面倒みたいだ。ヤギたちは、結構バラバラに動いている。

 そして、もっと難しそうなのが、ブタを移動させる豚飼い。ヒツジなどと違い、ブタは群れる習性がないため、何匹ものブタを一度に操ることは難しいとのこと。豚飼いとブタの集団を見ることは滅多になく、ぼくはこれまでに2度しか見たことがない。
 ブタは、4,5匹の親子でセロの中をあちこち歩き回っている姿をいちばんよく目にする。

 

 あっ、あとよく飼われている家畜にウサギがいる。今の日本だと「ウサギはペット」っていう感覚があると思うけれど、ブルガリアではウサギは家畜。食用です。
 ぼくが、「ウサギを食べたことがない!」って言ったら、いつだったか友達の家でウサギのフルコース :-) を食べさせてもらったことがある。胸肉から肝臓、舌、脳味噌、そして目玉まで。 まぁ、変な部位の感想はおいといて、胸肉はちょっとパサパサした鶏肉みたいだったよ。

 

 

 セロの家庭でもっとも一般的に飼われているのは、やはりニワトリかな。採卵用と食肉用、両方のために飼育されている。

 アヒルや七面鳥(右写真)なんかも、セロでは普通によく見かける。七面鳥もぼくはあまり馴染みがない鳥なんだけど、ニワトリなんかよりずっと大きくて迫力があるね。

 

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 このほか、セロでよく見かける鳥で忘れてならないのは、コウノトリ!
  
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 これは、もちろん家畜ではないよ。 日本では童話などで「子供を運んでくる鳥」としておなじみだけど、ブルガリアでは「春の到来を告げる鳥」としてのイメージがいちばん強い。日本人にとっての「桜」のような存在なんだ。
 都市部だと上空高くを飛んでいるのは確認できても、間近で見ることはできない。けれど、セロならけっこう間近で見ることができる。

 毎年3月頃、セロにはコウノトリが南の方から渡ってくる。ぼくは、コウノトリもブルガリアに来るまで実物を見たことがなかったんだけど、想像していたより大きくてびっくり。てっきりカラスを1回り大きくして、首と足を長くした程度かと思っていた。けれど、実際はツルをすこし小さくしたくらいの大きな鳥。セロの電信柱や屋根の上に大きな巣を作り、子育てをする姿が、8月頃まであちこちで見られる。

 

 

         その他、おもしろい物

 

TshernoNeshto(Selo).jpg (20464 バイト)  セロで見かける、屋根の上の黒い物体。
これは、太陽エネルギーを利用した湯沸かし器です(まぁ、実際に湯が沸きはしないのだが・・・・)。必要な物は2つ。黒く塗ったドラム缶と、夏の強い日射し。これが揃えば、朝、屋根の上のドラム缶に水を入れておくだけで、夕方には生温かいお湯でシャワーを浴びられるという、優れもの!(?)

 セロには、都市部のようにお湯が配給されていないので、ボイラーのない家ではこのソーラー湯沸かし器を利用しているようです。

 

<おしまい>

 

    
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[2001.10.24 制作]
[2001.10.25 ヒツジ文章追記&レイアウト変更]
[2001.10.29 言葉間違い修正]
[2001.11.21 動物編リンク追加]
[2002.10.2 写真の質改善&背景色変更]

 

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