クケリのお祭りに誘われた。“クケリ”って、なんなんだ? 、、、、、、、、、なんでもブルガリアの伝統的な行事らしく、あちこちの土地で「クケリ祭り」は行われているとのこと。だけど、まだ見たことはなかった。 |
3月4日。ブルガスを出て、ヤンボルに向かった。ブルガスに来てから、初めて町を出た。 あいにく天気は曇っていたんだけれど、バスから見えたとてつもなく広大な濃い緑一色の大地に、気持ちは晴れていったよ。 |
ヤンボルで、さらにバスを乗り換えて10分程。小さな村に着いた。村ではもうクケリが始まっているらしく、遠くで音が聞こえた。 | |
音のする方へ歩いていくと、にぎやかな格好のグループが、、、、格好もにぎやかなんだけど、その音がすごい。腰に何十個もぶら下げている“家畜用の鈴”を、ガシャガシャガシャガシャ鳴らして歩く。 このにぎやかな集団とすれ違う。その時、集団の1人、陽気なイカツイ女性がぼくの腕を無理やりとって、集団の行列に引きずり込む。ぼくも、お祭りだからと思い、引っ張られるままくっついていった・・・・ |
クケリの格好をした子供 |
いろいろな格好(クケリ、クマ芸人、クマ、牧師、老人など)に仮装した集団が、村中を練り歩く。一軒一軒、家の入り口もしくは庭まで入り込み、「豊作」と「健康」を祈ってダンスを踊り、厄を払う。家の人らは、たいてい自家製ワインと軽いつまみ(パンケーキ、チーズ、果物など)でクケリ達をもてなす。そして、厄払いしてもらった最後に、少しのお金と生卵をクケリ達に渡す。 そう、クケリは、日本でいう“なまはげ”に似ていると思う。もともと“クケリ”とは、ブルガリアに伝わる妖精の名前らしい。それと同時に、このお祭り自体を表す。 |
笛と太鼓の音楽に合わせて、村中を練り歩き、厄よけのダンスを踊る |
初めは照れくさかったけれど、ワインのお陰で酔いもまわってきて、後半は自分から積極的にダンスをするほど楽しい気分になっていた。ボヴィや他のみんなも、最後の方では「マサル! マサル!」って名前で呼んでくれた。 |
楽しい時間は、過ぎるのが早いね。あっという間に帰る時間になってしまった。ボヴィに別れを告げると、お土産に自家製ワインを1.5リットルももらってしまったよ。 ありがとうボヴィ、ありがとうクケリのみんな。最高に楽しかったよ。また来年も来たいなぁ・・・・ |
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[2001.3.5 作成] |
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