ケリのお祭りに誘われた。“クケリ”って、なんなんだ? 、、、、、、、、、なんでもブルガリアの伝統的な行事らしく、あちこちの土地で「クケリ祭り」は行われているとのこと。だけど、まだ見たことはなかった。 GreenField.jpg (9166 バイト)
3月4日。ブルガスを出て、ヤンボルに向かった。ブルガスに来てから、初めて町を出た。 あいにく天気は曇っていたんだけれど、バスから見えたとてつもなく広大な濃い緑一色の大地に、気持ちは晴れていったよ。

 

ンボルで、さらにバスを乗り換えて10分程。小さな村に着いた。村ではもうクケリが始まっているらしく、遠くで音が聞こえた。
VisitingKukeri.jpg (12286 バイト) 音のする方へ歩いていくと、にぎやかな格好のグループが、、、、格好もにぎやかなんだけど、その音がすごい。腰に何十個もぶら下げている“家畜用の鈴”を、ガシャガシャガシャガシャ鳴らして歩く。

このにぎやかな集団とすれ違う。その時、集団の1人、陽気なイカツイ女性がぼくの腕を無理やりとって、集団の行列に引きずり込む。ぼくも、お祭りだからと思い、引っ張られるままくっついていった・・・・

 

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クケリの格好をした子供
 いろいろな格好(クケリ、クマ芸人、クマ、牧師、老人など)に仮装した集団が、村中を練り歩く。一軒一軒、家の入り口もしくは庭まで入り込み、「豊作」と「健康」を祈ってダンスを踊り、厄を払う。家の人らは、たいてい自家製ワインと軽いつまみ(パンケーキ、チーズ、果物など)でクケリ達をもてなす。そして、厄払いしてもらった最後に、少しのお金と生卵をクケリ達に渡す。

 そう、クケリは、日本でいう“なまはげ”に似ていると思う。もともと“クケリ”とは、ブルガリアに伝わる妖精の名前らしい。それと同時に、このお祭り自体を表す。
 田舎の農作地域では、毎年小麦が芽吹く頃に、クケリ祭りを行い、その年の豊饒を祈る。

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笛と太鼓の音楽に合わせて、村中を練り歩き、厄よけのダンスを踊る

 

Bovi-s.jpg (11886 バイト) カツイ女性は、このグループのリーダー“ボヴィ”。そう、女装しているんです。ボヴィはぼくのことを気に入ってくれたのか、まったく解放してくれない。ちょっとでも集団から離れようとすると「サムライ! エラ(来い)!」と言って、腕を組まれて連れてかれる。で、次の家に入っては、音楽に合わせて一緒にダンスを踊って、ワインを飲まされて、また次の家に入っては、ダンスを踊って、ワインを飲んで、、、、、、、、、

結局、引きずり込まれてから村中まわり終わるまで、2時間半ものあいだ、ぼくはクケリとして村を練り歩いた。村人たちも、日本人は珍しいからか、お祭りだからか、ぼくを温かく迎え入れてくれる。

初めは照れくさかったけれど、ワインのお陰で酔いもまわってきて、後半は自分から積極的にダンスをするほど楽しい気分になっていた。ボヴィや他のみんなも、最後の方では「マサル! マサル!」って名前で呼んでくれた。

 

FollowingKukeri.jpg (14546 バイト)
ぼくにぴったりくっついてきたかわいい子供たち
本人は珍しくてしょうがないのか、子供達はぼくの後ろをぴったりくっついてくる。「○○○は日本語で何って言うの?」って、ひっきりなしに質問してくる。教えてあげると、すごく喜んで、「おれは、日本語知ってるぞー!」って叫ぶ。
 あと「ジャッキーチェンはどこに住んでるの?」とか、可笑しい質問もでてきて、とても面白い。
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ぼくがずーっと一緒に村中を練り歩いたクケリのグループ。

 

しい時間は、過ぎるのが早いね。あっという間に帰る時間になってしまった。ボヴィに別れを告げると、お土産に自家製ワインを1.5リットルももらってしまったよ。
 ありがとうボヴィ、ありがとうクケリのみんな。最高に楽しかったよ。また来年も来たいなぁ・・・・

 

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[2001.3.5 作成]
[2001.3.6 説明文追記、画像一部改編]
[2002.2.27 クケリ体験の日付追記]
[2002.3.2 画像の質を改善]

 

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