写真: 前半 (Jim Brandenburg )


 

職場に、日本から送った船便の荷物がいくらか置いてある。床のダンボール箱の1つには、雑誌「NATIONAL GEOGRAPHIC 」の日本語版が詰まっている。昔に、この月刊誌を購読していた友人から譲り受けた、1995〜98年までの3,4年分だ。

 

休憩時間や退屈なとき、1冊手にとっては、パラパラと眺めている。いつも生物の写真が多く載っていて、ときどきぼくの心を大きく揺さぶるような感動的な写真に出会える。お気に入りの雑誌。

 

 

NatioGeoKtiya.jpg (9310 バイト)

5月2日。
いっこうにはかどらないブルガリア語の文献読みに疲れ、いつものように手を伸ばして、雑誌を1冊とった。適当にぺらぺらとページをめくって、写真を眺めていた。

雑誌の中程に見開きページが2,3ページとじ込んである。開いて見ると、表にも裏にも、両面に渡って100点近くの写真が並べられていた。鳥、哺乳類、風景などで、ほとんど占められているその写真群に目を奪われた。

鳥写真にしろ、風景写真にしろ、その構図の良さ。風景においては、構図に加えて色合いの美しさ。オオカミなど哺乳類写真の迫力。また、小さなもの(落ち葉、鳥の羽根、足跡など)を撮る表現力、、、、と、この写真家のセンスの素晴らしさに惹かれた。

この見開きページの写真、すべての作品にタイトルと撮影時間が書かれているのだが、「--時--分」と分単位まで細かく書かれているので、異様に思った。通常、雑誌に載せるとき、そこまで細かく記載する必要はないからだ。

不思議に思いながら、この写真群の記事を読んでみる。

、、、、、、、、、恐ろしく衝撃的だった

 


 
NationalGeographic.jpg (9360 バイト)
1997年11月号。
この号で、最も大きく扱われている記事 『北の森から 90日の撮影記録』。内容は、写真家のジム・ブランデンバーグという人物が、アメリカの森で90日に渡って撮影してきた写真の記録。

そこで、「なぜ、分単位まで記載してあるのか?」ということなのだが、、、、およそ15ページに渡って紹介されている記事の、最初の1ページ目、そこに書かれている3行の文句を引用したい。この3行を読んでもらえば、ぼくがなぜショックを受けたのか、解かるとおもう。

 
人里離れたミネソタ州の森の中。私はここで秋分から冬至にかけての90日間、1日に1回だけシャッターを切ることにした。困難に耐え、神経を集中させれば自然界を再び新鮮な目で観察できるようになると考えたからだ。

 

 ・JIM BRANDENBURG 「Chased by the Light - My ninety day journey in the northwoods 」
                         (このサイトで、90日間の写真を見ることができます)

 

 


 

この写真に出会ってから1週間ほど、毎日この写真群をじーっと眺め、記事を読み返している。ここ数年、写真の面白さを知り、撮影技術の奥の深さ・難しさを感じているぼくは、ジム・ブランデンバーグのこの挑戦と、その成果にひどく感銘を与えられた。

 


前半 (Jim Brandenburg ) 終わり


 

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[2001.5.25 作成]

 

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