勉強のため、街の自然博物館に行くことにした。
ブルガスに生息する生物が展示してあるらしい。 休日は閉館とのことなので、
平日の今日、職場をいつもより2時間ほど早く上がらせてもらった。 同僚に簡単な地図を書いてもらった。セントラルに向かい、地図の場所に着く。
表札も、看板も、なにもない古風な造りの建物があった。
貴族の古〜い立派なお屋敷といった感じ。
近くに座っていたおじさんに聞いてみたら、この建物が博物館だという。
やっているのか不安だったけれど、入り口の大きな木製扉を開けてみた。
開けると、中は改築工事していた。
「修理中だけど、自由に見て!」とおばさんに言われた。 |
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ブルガス
自然博物館 |
1、2階が展示室だというので、1階から順に見た。
鉱物は興味がないから飛ばし、植物も軽く眺めながら素通りし、動物展示室に向かった。
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ザリガニ かっこいい!惚れた。 体はアメリカザリガニを一回り大きくしたぐらいの大きさだけど、ハサミがとても長いのが特徴的。日本でいったら、少しタンカイザリガニに似てるかな? おもに湖に住んでいるようだ。食用にもされるとのこと。 そのうち捕まえてきて、部屋で飼おう!と決めた。 (写真は、標本のため灰色に見えますが、生体は異なる色をしていると思います) |
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昆虫コーナー 標本の状態が、劣悪だった。多くの甲虫にはカビが発生していて、綿を被っているような状態。トンボやカマキリの標本は、落ちてしまったのか頭部や眼がなくなっている。こんな酷い標本、展示しなきゃいいのに・・・・ |
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クワガタ 日本のミヤマクワガタに結構似ている。それの頭から上だけを1.5倍したかのような、巨大な顎と大きな頭部が特徴のクワガタ。 夏が楽しみ! |
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魚類、両生類、爬虫類コーナー
ほとんどの展示は、プラスチック製の作り物だった。
いかにも作り物といった感じの魚は、あまり面白味がなかった。
が、両生類・爬虫類は、ジオラマで生息場所が再現されていて、
生物模型、風景、両方ともとてもリアルな仕上がり。大満足だった!
このコーナーだけで、30分以上も過ごしてしまったよ。
2階は、鳥類、哺乳類の展示。
鳥類コーナー
さすがヨーロッパで最も多くの種が見られる地域だけあるなー、と思わせる
展示の充実ぶり。鳥の剥製は、ところ狭しと置いてありました。
とても大きなワシ、青色をした猛禽の1種、くちばしが上方に反り返っている水鳥
などなど、いろいろといましたね。なかなか面白かった。
哺乳類コーナー
鳥類の後に見ると、展示数をやけに少なく感じてしまうが、哺乳類なのでこんなものなのだろう。
少ないながらも、日本とはかなり違う動物たちがいて、興味深かった。
オオカミの剥製を見て、そうかぁ、ヨーロッパにはまだオオカミがいるんだなぁと、再確認。
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ハリネズミ へーっ、こんなのもいるのかぁ〜と思った。 大陸の動物は、おもしろい。 |
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ウサギ 日曜日、原っぱで飛び出してきたのは、こいつだ! あまりの速さに、よく見えなかったので、ここでじっくり観察。 |
それほど大きくない博物館だったけれど、非常に面白かった。
近いうち、必ず、もう一度来よう!
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